EGA

EGA (2)

EGA法によるEthylene/Vinyl acetate樹脂中の大凡の酢酸含有量の定量

Vinyl acetate content 14wt%、18 wt%、28 wt%、45 wt%のEthylene/Vinyl acetate copolymerのEGA測定を行ないました。試料の加熱条件は100℃~700℃まで20℃/minで加熱しました。

得られたサーモグラフ中のピークはそのMSスペクトルよりピーク1は酢酸、ピーク2はポリエチレンユニットに関わるピークと推定されます。

酢酸含有量は、ピーク1の面積値/ ピーク2の面積値の値で求めました。その結果を図-1の検量線で示します。

ピーク-1のMSスペクトル

ピーク-2のMSスペクトル

 得られたサーモグラフを以下に示します。

Vinyl acetate content 14wt%/ Ethyleneのサーモグラフ

Vinyl acetate content 18wt%/ Ethyleneのサーモグラフ

  Ethylene/Vinyl acetate 28%wt%/ Ethyleneのサーモグラフ

Vinyl acetate content 45wt%/ Ethyleneのサーモグラフ

図-1 酢酸の検量線

作成した検量線の傾きは0.998で大凡の定量を行う事が可能であると推定されます。

EGA測定の条件を検討しピーク1とピーク2の分離を向上させることにより更に良好な検量線が得られるものと考えられます。

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